自動売買システムに対する信頼 [一般]
これから運用しようとしている自動売買システムを信頼できるか?
これは、トレードの成果に大きく影響します。つまり、中途半端に信頼できないシステムを運用しても、結果がでなかったりするのです。たとえ、優れたシステムであっても。
問題は負けが続いてドローダウンが進んだときです。当然、トレーダーにはストレスがかかってきます。そして、耐えられなくなると、勝手に運用を止めてしまいます。
予め決めておいた運用停止のルールに従って運用を止めるのはよいのですが、運用停止の基準に達していないのに、ストレスに負けて停止しては、結果が出るわけありません。
運用停止の基準に到達するまでは、システムの運用を続けるべきなのです。そのためにはシステムに対する信頼が必要です。これまでの運用成績を見たり、ごく少額で投資するなかで信頼感を高めることは重要です。
プロの自動売買システム [一般]
いま、個人投資家の間では自動売買が盛んですが、これはプロも同じこと。ヘッジファンドなどのプロも自動売買を積極的に行っています。
ただし、プロの自動売買はスピードも資金量もレベルが違います。
個人投資家として注意すべきは、プロの売買ロジックと似たようなことをやってしまうことです。
例えば、個人投資家向けに販売されている自動売買システムの成績が良いと、狙われることがあります。同じようなロジックで勝負すれば、スピードの点で個人投資家に勝ち目はありません。先回りし売買されれば、ロジックの優位性が無くなります。
聞くところによると、某有名FX自動売買システムもプロのシステムの餌食になったかもしれないとの事です。最初しばらくは非常に調子が良かったものの、ある時からガクッと稼げなくなったそうです。「儲かる」と騒がれすぎたのかもしれません。
やはり、誰にも知られずにトレードするのが理想ですね。間違っても、プロに狙われる事の無いように・・・。
自動売買でも“お任せ”にできない事 [一般]
FXであれ日経225であれ、最近注目のバイナリーオプションであれ、自動売買システムを運用してもけっして“お任せ”できない事があります。
それは、
● 各取引にいくらの資金を割り当てるか
● いつ運用をスタートするか
● いつ運用をストップするか
です。
最初の項目(投入資金の決定)は、システムが優秀であるから適当で良いというものではありません。システムが優秀であってもドローダウンは発生するものであり、それに耐えられるように投入資金を決めなければならないからです。
これに関してはバルサラの破産確率という理論があるので、勉強しておくと一定の役には立ちます。
広がる自動売買 - バイナリーオプション [バイナリーオプション]
いま注目の投資ジャンルと言えば、バイナリーオプションでしょう。
そのバイナリーオプションでも自動売買に火が付き始めたみたいです。ここ数ヶ月で、バイナリーオプションの自動売買システムを見る機会が増えています。
確かに、バイナリーオプションは自動売買に有利ですね。FXなどとは異なり、1取引で大きな利益を得るのが事実上困難で、取引回数をかなり増やさないとまとまった利益にならないからです。
人間が24時間張り付いて注文を出すのは不可能なため、自動売買の方が有利なのです。
実際、「スピードキャッシュバイナリー」という自動売買システムでは、圧倒的な取引量を特徴としています。
自動売買が特に有効なケース [一般]
自動売買が特に有効なのは、どんな場合でしょうか?
個人的には、次の条件を満たす場合だと思っています。
■ 自分で取引し難い条件で多くの取引をしなければならない
■ 1取引あたりのリスクが低い
■ 1取引あたりの利益が少ない
誰でも、本業や他の事をしていてトレードできない時間帯というものがあります。そのような時間帯に数多くのトレードを行いたいと思えば、自動売買が唯一の方法だと言ってもよいでしょう。
特に、1トレードのリスクが低い場合には、期待できる利益もそれ相応に少ないケースがほとんどです。これは、リスクとリターンの関係から、まず間違いなくそうなってしまいます。
1トレードの利益が少ない場合に、トータルの利益を伸ばす方法はトレードの回数を増やすしかありません。そこで、自分がトレードできない条件で数多くのトレードを行いたいケースが出てきます。
また、逆に、自動売買で数多くのトレードを行う場合、1トレードのリスクが低くないと危険です。なぜなら、ドローダウンが始まるかわからないからです。
ということで、上記の条件の場合に自動売買が有効なのです。ちなみに、最近流行のバイナリーオプションもこれに当てはまるケースが多いです。
システムの評価スキル [評価]
自動売買のジャンルでは、システムの中身(ロジックの詳細)を知らないまま運用せざるを得ないことがほとんどです。自動売買システムを購入したときに、エッジ(優位性)を損なわないためという名目でロジックが公開されないからです。
そこで重要になるのが、バックテストや実運用の成績からシステムの実力や現時点での調子を見抜く能力(性能評価のスキル)です。
実際、性能評価のスキルが無いと、実運用に耐えるシステムを入手すること自体が困難でしょう。
一般に、自動売買システムの販売サイトは、不都合なデータをあまり出しません。従って、どのシステムもよく見えるのですが、本当に運用に耐えるシステムはほんの一握りです。そのあたりをパフォーマンスデータから見抜けるかどうかが問題ですね。
もっとも、Gem-Trade(ゲムトレード)では、相当悪いデータも含めてリアルタイムに公開しています。そのため、性能評価のスキルがある人から見れば、有料のEAよりもむしろ安心できると言えます。
出た!ゴールドの自動売買(EA) [ゴールド(金相場)]
ありそうで無かったゴールド(金相場)専用のEAが出ました。
これで、ゴールドの自動売買が現実的になったわけです。
ゴールドの相場は壮大な上昇トレンドになっています。しかも、個別株や日経225のように簡単に上昇トレンドは崩れないと考えられています。その理由は、
● 金自体が限られた資源であること
● 有事の際に金はマネーの最も安全な退避先であること
などです。
つまり、金は希少価値がある上に、経済情勢が不透明な現代にあって何かと金が買われる状況ができるのです。
こうした事から、ゴールドの相場は今後も上昇する可能性が高く、自動売買の対象としても有望なのです。
トレード機会の多さ [FX]
プロフィットファクターの値が大きいほど優秀なシステムであるかのように受け取られがちですが、これは“片手落ち”です。
一般的に、プロフィットファクターの値を大きくするにはエントリーサインを出す条件を厳しくしなければなりません。当然、サインの出る回数が減ります。
つまり、取引回数を犠牲にしてプロフィットファクターの値を大きくするわけです。プロフィットファクターの値が良くても、トレード機会が極端に少なければ、利益は大きくなりません。
トレード機会が少ないな~と感じたら、プロフィットファクターを下げて取引回数を増やした方が全体の利益は増えるかもしれません。
でも、購入した自動売買システムではそんな事はできませんよね。
そんな場合には運用するシステムの数を増やすことで、トレード機会を多くすることを考えるべきでしょう。コストがかかるのがデメリットですが、前回紹介したGem-Trade(ゲムトレード)を利用すれば無料でEAを調達する事ができます。
Gem-Trade(ゲムトレード)というサービス [FX]
Gem-Trade(ゲムトレード)という、比較的新しいサービスがあります。このサービスは、FX自動売買システムのEA(Expert Adviser)を好きなだけ無料で使う事ができます。
つまり、タダでFX自動売買(しかも、ポートフォリオ運用)を行う事ができるのです。
ただし、利用者登録して指定の証券会社で口座開設し、2,000ドル以上の資金で運用することが必要です。その点に関しては縛りがあるのですが、それ以外のコストは発生しません。
自動売買システムは、とにかく高いものが多いです。コストをかけずにFXの自動売買を始めたい人にはいいかもしれません。
ただし、60種類以上あるEAのパフォーマンスの見極めだけはしっかり行ってください。そこまでは保証していないはずなので。
VPS対応の自動売買ソフト [一般]
自動売買ソフトのなかにはVPS対応のものがあります。VPSはデータセンターなどに置かれた信頼性の高いサーバーコンピュータです。動作状況の監視も24時間体制で行われています。
自分のパソコンにインストールする自動売買ソフトの場合には、次のような点で信頼性に問題が残ります。
■ パソコンの不調・トラブル
■ 通信回線の不調・トラブル
■ 起動し忘れ
その点、VPSを利用すれば信頼性が遥かに高くなります。
一方、VPSのデメリットとして、
■ コストがかかる(無料で使える場合もある)
■ パソコン初心者には敷居が高い
■ “ほったらかし”にしがち
などがあります。自動売買システムを購入した場合に、VPSの設定をサポートしてもらえる場合があるので、よく確認することが大事です。